|
授業科目一覧
共通科目
専門科目
|
計量心理学('06)
講義概要心理学の抱えている根本的な難しさは、直接の対象である「心」が各自の自覚や確信に反して、直接見ることも触れることもできない(インビジブル)ことである(この点は、すべての科学に当てはまるといってよい)。そこで、目にみえる形あるもの(心の作用結果の行動など)から、もとにある心を捉えることが問われる。この逆分析(結果から原因や仕組みを明かすこと)を行う、逆推定問題を解くためには、一定の手続きによる行動観察とその結果である測定データに内在する論理構造の解析、ならびに心が持つはずの基本的な数理的論理構造を前提(理論やモデル)とした仮説演繹法的な取り組みが必須である。科学的心理学が立ち上げられた以降、実験心理学の中心を占める「計量心理学」を、確率論を前提基盤にすえ、いくつかの身近な心理事象をはじめ具体的な適応、応用事例を平易に紹介する。
|